お薬が目的とする作用以外に「望ましくない」作用があらわれることを副作用といいます。
多くのお薬と同様に、イミフィンジ®とイジュド®も副作用があらわれることがあります。イミフィンジ®とイジュド®の副作用は、免疫機能の過剰な働きによってあらわれる可能性があります。
副作用のあらわれ方には個人差がありますが、治療を始める前に注意すべき副作用やその主な症状を知っておきましょう。副作用に早く気づくことができます。
早期に症状に気づき、早期に適切な治療を受けることによって重症化を防げる可能性があります。常に日々の体調変化などを日記につけておくとよいでしょう。
- このサイトに記載されていない症状も含め、何か気になる症状がある場合は、我慢したり、自分の判断で市販のお薬などを服用せず、次の受診日を待つことなくただちに主治医または看護師にご相談ください。
- 誤った治療を行うと、副作用の悪化につながります。やむを得ず主治医以外のもとで診察を受ける場合は、イミフィンジ®とイジュド®による治療を受けていることを伝えてください。
症状が悪化すると命にかかわることがあるため、早く発見し、ただちに処置を行う必要があります。すぐに主治医または看護師に連絡してください。
注意すべき副作用について確認しましょう。
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- 主な初期症状
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- 咳
- 息切れ
- 呼吸がしにくい
- 胸の痛み
- 発熱
空気を取り込む器官である肺胞の壁や周辺に炎症をおこす疾患です。この病態になると血液に酸素が取り込めず、動脈血液中の酸素が減少した状態となり呼吸が苦しくなります。
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- 主な初期症状
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- 下痢
- 排便回数の増加
- 便の異常(黒い、便に粘液や血液が混じるなど)
- 激しい腹痛
- 吐き気、嘔吐
大腸に炎症がおこり、重度の下痢や出血による血便、激しい腹痛などがおこります。
炎症が重症化すると腸の一部に穴があいたりすることがあります。
激しい腹痛が続く場合は、注意が必要です。
炎症が重症化すると腸の一部に穴があいたりすることがあります。
激しい腹痛が続く場合は、注意が必要です。
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- 主な初期症状
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- 冷えを感じる
- 体がだるい
- 気分や行動の変化(興奮、忘れやすいなど)
- 体重の増加
- 便秘
- 声の変化
- 食欲の増加
- 体重の減少
- 汗を多くかく(多汗)
- 胸がドキドキする(動悸、頻脈)
- 手指のふるえ
- 息切れ
- 体がだるい
- めまい、意識がうすれる
- 気分や行動の変化(興奮、忘れやすいなど)
- 体重の減少
- 吐き気、嘔吐
- 腹痛
- 便秘
- 抜け毛
- 頭痛
- 体がだるい
- めまい、意識がうすれる
- 気分や行動の変化(興奮、忘れやすいなど)
- 体重の減少
- いつもより排尿回数、量が多い
- 抜け毛
- のどの渇き
ホルモンを作ったり、ホルモンの調整を行う内分泌器官に障害がおこると、さまざまな症状があらわれます。
自分では気づきにくい症状もあるので、定期的に検査が行われます。
自分では気づきにくい症状もあるので、定期的に検査が行われます。
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- 主な初期症状
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- のどの渇き(水を多く飲む)
- いつもより排尿回数、量が多い
- 疲れやすい
- 吐き気、嘔吐
- 腹痛
- 意識がうすれる
- 低血圧
血液中のブドウ糖(血糖)を下げるホルモン(インスリン)を作る膵臓の細胞が傷害され、インスリンが出なくなることによりおこります。
定期的に血糖値などの検査が行われます。
定期的に血糖値などの検査が行われます。
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- 主な初期症状
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- 吐き気、嘔吐
- 食欲の低下
- 腹痛
- 皮膚や白目が黄色くなる
- 尿の色の変化(濃い色)
- 眠気
- 内出血しやすい、血が止まりにくい
肝臓の細胞が傷害されることによりおこります。
定期的に検査が行われます。
定期的に検査が行われます。
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- 主な初期症状
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- 血尿
- 尿量の変化(尿量が減る・尿が出ない)
- 食欲の低下
- 下肢のむくみ
腎臓の炎症によりおこります。
定期的に検査が行われます。
定期的に検査が行われます。
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- 主な初期症状
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- 筋力の低下
- 体がだるい
- 痛み
筋肉の炎症によりおこります。
症状は体の一部にあらわれることもあれば、全身にあらわれることもあります。
症状は体の一部にあらわれることもあれば、全身にあらわれることもあります。
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- 主な初期症状
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- まぶたがたれ下がる
- 物が見えにくい
- 食べ物がうまく噛めない
- 飲み込めない
- うまく発音できない
- 頭が持ち上がらない
- 筋力の低下
- 呼吸が苦しい
神経から筋肉へ指令が伝わらなくなるために、筋力が低下したり、疲れやすくなることがあります。
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- 主な初期症状
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- 動作時の息切れ
- 疲れやすい
- 動悸
- 胸痛
心筋の炎症によりおこります。心臓の機能が低下することにより、急激に重症化することがありますので、注意が必要です。
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- 主な初期症状
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- 鼻血
- 点状や斑状の皮下出血(青あざができる)
- 歯ぐきの出血
- 出血が止まりにくい
- 血尿
- 月経過多
出血を止める働きをもつ血小板数が減少し、出血しやすくなったり、出血が止まりにくくなる病気です。
定期的に検査が行われます。
定期的に検査が行われます。
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- 主な初期症状
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- 発熱、寒気
- 頭痛
- 嘔吐
- 記憶障害
- 行動や言動の異常
- けいれん
- 意識障害
脳の炎症により、さまざまな症状があらわれます。
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- 主な初期症状
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- 上腹部の急な痛み、圧痛
- 吐き気、嘔吐
- 背中の痛み
- 皮膚や白目が黄色くなる
膵臓の炎症によりおこります。
定期的に検査が行われます。
定期的に検査が行われます。
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- 主な初期症状
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- 高熱(38℃以上)
- 体がだるい
- 皮膚の広い範囲の赤み、腫れ
- 水ぶくれ
- くちびる、陰部のただれ
- 目の充血
体の広い範囲が赤くなって腫れたり、口や鼻、陰部などの粘膜がただれることがあります。
急激に重症化することがありますので、注意が必要です。
急激に重症化することがありますので、注意が必要です。
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- 主な初期症状
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- 手や足がしびれる、感覚がにぶくなる
- 筋力の低下
- 呼吸が苦しい
- 顔の筋肉がまひする
- 食べ物がうまく飲み込めない
運動神経や感覚神経の障害によりおこります。
手足がしびれたり、力が入らないなどの症状があらわれることがあります。
手足がしびれたり、力が入らないなどの症状があらわれることがあります。
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- 主な初期症状
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- 皮膚が赤くなる、かゆみ、発疹
- 寒気、ふるえ
- 息切れ
- めまい
- 意識がうすれる
- 発熱
- 背中や首の痛み
- 顔がはれる
イミフィンジ®とイジュド®の投与中や投与後24時間以内にあらわれることがあります。
症状によって、点滴の速度を遅くしたり、イミフィンジ®またはイジュド®の投与を中断することがあります。
症状によって、点滴の速度を遅くしたり、イミフィンジ®またはイジュド®の投与を中断することがあります。
イミフィンジ®とイジュド®を点滴している途中でも、異変を感じた場合は、すぐに主治医または看護師に連絡してください。